2009年07月10日

ハーバードビジネススクール


■商品の内容 


[要旨]
メリル・リンチを破綻寸前に追い込んだスタン・オニールエンロンを破綻させたジェフ・スキリングイラク戦争の当事者ブッシュ前大統領、世界を牛耳るハーバードMBAはこうして生まれる!英国人ジャーナリストの留学記。

[目次]
ノータリンになろう;人生を一からやり直す;隔離された世界;飲んで、騒いで;私はだれ?;世界のリーダーになる?;ベータへ、そしてその先へ;リスクの達人;不安な成功者たち;倫理推進の聖戦士;究極のレバレッジ;カーブを追って;困難で大胆不敵な目標;子どもたちの寝姿が長くなっていくのを眺めながら;卒業;不幸な人間の製造工場


■著者紹介 

ブロートン,フィリップ・デルヴス (ブロートン,フィリップデルヴス)   Broughton,Philip Delves    
バングラデシュ生まれの英国育ち。1994年ニューカレッジを卒業、2006年にハーバードビジネススクールでMBA取得。デーリーテレグラフの記者としてニューヨーク、パリに勤務。現在は、フリーのジャーナリストとしてフィナンシャル・タイムズなどに寄稿している
岩瀬 大輔 (イワセ ダイスケ)       
ライフネット生命副社長。東京大学法学部卒業、2006年ハーバードビジネススクールでMBA取得
吉澤 康子 (ヨシザワ ヤスコ)       
翻訳家。津田塾大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


今週の本棚:松原隆一郎・評 『ハーバード…』=フィリップ・D・ブロートン著
 ◇『ハーバードビジネススクール』
 (日経BP社・2310円)

 ◇金融危機の“主役”もここで学んだ
 開校一○○年、毎年八七○名からの入学者を擁し(倍率一二・六)、卒業生の約四割がプライベートエクイティやヘッジファンド、投資銀行に進んで、初年度給与平均一四万ドル弱、世界でもっとも有名なビジネススクール・HBS。

 本書は、ビルマ系イギリス人が二○○四年から二年間、新兵訓練のごとく過酷な勉強を強いるこの経営学大学院ですごした日々を綴(つづ)った記録である。講義風景や著名ビジネスパーソンの講演会、クラスメートとの飲み会や会社訪問までのシーンが、眼前で繰り広げられるかのように生き生きと語られる。入学までデイリー・テレグラフ紙記者一○年という経歴は伊達(だて)ではない。

 MBA(経営管理学修士号)教育にかんする出色のレポートだが、偶然とはいえ本書執筆のタイミングは絶妙だ。入学しただけで学長が勝ち組扱いするほどプライドの高いハーバードビジネススクールは、現在おおいに動揺している。みずからの卒業生が、一○年の間に二度も経済的破局の主役を務めたからだ。一度目は崇拝を集めた卒業生であるジェフ・キリング率いるエンロンの破綻(はたん)。二度目は今次の金融危機だった。

 「不幸な人間の製造工場」という副題には批判のみが込められているが、しかし授業のすべてを拒否するような偏った視線は見受けられない。世界中に拡(ひろ)がる卒業生ネットワークへのアクセス権を得たこともまんざらではなさそうだ。それでも忙殺される日々の中で「どんな人をも不安に」させる理由は何なのかは、丹念に検討されている。「その視野の狭さ、欲深さ、政治への無関心、経済界以外に対する軽蔑(けいべつ)の念、そしてなにより自らの過ちの責任を回避しようとする態度」がその結論だ。

 専門が狭くて浅い合理性でしか成り立っていないのに幼稚なほどの自信に満ち、専門外で熟慮されてきた知見には不案内であるのに好奇心すら抱かない。それでいてビジネスを成功に導くリーダーシップ論は政治や教育、医療、芸術にまで応用可能だと自負している。鬱陶(うっとう)しいほどエネルギーに満ちているのである。それが、今次の金融危機を招き寄せたリーダーたちのキャラクターだということがよく分かる。

 それでもHBSの教授法は、さすがに興味深い。全カリキュラムが、ビジネスの実例についてのケーススタディから成っている。正解のない問題についてグループでディスカッションを重ね、自己陶酔的に表計算をこなし、パワーポイントで発表する。たとえば会計学では、野球クラブのオーナーと選手が、クラブの会計方法について論争するという問題が与えられている。

 ゼネラルエレクトリックの元会長、ジャック・ウェルチがキャンパスを訪れ、講堂で公開インタビューを受けたことがあるという。「企業は私たちにとってひじょうに重要な組織……」と言いかけた聞き手を遮り、ウェルチは「いいや、それはもっとも(、、、、)重要な組織だ。あらゆるものがその周囲で回っている」と答えた。これに著者は「びっくり仰天した」とコメントを添える。「彼はほんとうに健全な政府抜きでも企業経営が可能だと信じていたのだろうか?」

 著者は、卒業式の日に唯一就職先が決まっておらず辛(つら)かったと回想する。しかしそれがリーマン・ショックの直前であったことを思えば、真っ当なのはどちらかと思える。(岩瀬大輔、監訳・解説/吉澤康子・訳)

毎日新聞 2009年7月5日 東京朝刊
posted by toyojimu at 07:59| Comment(14) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月02日

うちのアクアリウム


 月末の出張で、帰宅したので、水槽の手入れをすることにした。冬の間はそんなに手間がかからないが、気温が上がってきて、水草が伸びてきたので、フィルタ清掃を兼ねて、トリミングを行った。

 アクアリウムと言えば、聞こえはいいが、一昨年と昨年に近場で採取してきたスジエビを20匹ぐらいアナカリス(よく、理科の実験で使うオオカナダモ)を入れて飼っているだけだったりするが・・・。

 子供のころから、甲殻類には興味があり、旭川に住んでいたころは、周りの川でニホンザリガニを取って飼ったり、魚屋でサワガニ(昔は北海道にはいなかったと思うが、今は、結構な場所で確認されているらしい・・・)を見かけては、買って飼育したりしていた。

スジエビ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B8%E3%82%A8%E3%83%93

アナカリス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%B9

 一昨年のスジエビは「芸術の森」産、昨年のスジエビは「沼」産。ただ、あとで聞いたところによると、スジエビは札幌でも結構いろんなところに生息しているらしく、発寒川では、モクズガニなんかと一緒に採取されるし、近隣地域では漁として成立しているものもあるらしい。

 スジエビの食性は肉食よりの雑食ということだが、水槽では手間がかからないということでフレークタイプの金魚飼料をやっている。赤い色の物を摂取すると、体組織が透明なため、消化管が赤色に染まっていくのは、なかなか趣がある。

 昨年、スジエビを採取した際、アナカリスを入れたら、どうやら数本のウィローモスが混じっていたらしく、別容器で繁茂させたところ、ある程度の量になったので、エビ水槽に投入してみた。

ウィローモス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%82%B9
posted by toyojimu at 00:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

差額原価収益分析していますか?


差額原価収益分析とは、
選択肢により収益、原価、収益の差額を比較し有利な選択を行うこと。

「やっと10年の月日をかけて住宅ローンを払い終わった。今後は金利を払わないでよくなる」

「ラッキーにも親から相続して家賃がタダである。なにしろタダなのだから他に引っ越すなんてもったいない」

「10万円という大金をはたいてコンサートチケットを買った。ところがコンサートの当日に応援している母校の野球部が甲子園で決勝に進むことになりテレビで是非応援したい。10万円という大金さえ払っていなければテレビで母校を応援するのだが、チケットを買ってくれる人もいなかったのでコンサートに行くことにした」

もっと差額原価収益分析しましょう!


差額原価収益分析を理解する前提として、関連情報、非関連情報を理解する必要がある。いくつかの選択肢がある時、どれかを選ぶ際に考慮するべき情報を関連情報という。一方、選択にあたって考慮に入れなくていい情報を非関連情報という。なぜ敢えてこんな説明をするのかというと、意外と現実的局面ではこの区別は難しいからである。


差額原価、差額収益、機会費用  とは?     をまず理解しましょう。


あなたがインターネットホームページデザインするウェブデザイナーだとしましょう。
現在あるデザイン事務所に勤務していて年収500万円である。実は今独立しようかどうか迷っている。もし独立すれば収入は1000万円に増えるが、かわりに400万円の経費も発生する。

デザイン事務所勤務と独立の選択肢があるということです。
収入の差が500万円、経費の差が400万円になり差額100万円だけ独立することで収入が増える。選択肢での差額収益、経費・原価の差を差額原価という。

これを、機会費用に置き換えると、デザイン事務所をやめることで失う給料500万円が独立する選択肢を選んだ場合の機会費用になる。
他にもっと良い選択肢があればその選択をしないことで失うことになる利益が機会費用である。


住宅ローンの仕組みとは?

住宅ローンを完済すると確かに銀行からの利息の請求はなくなる。しかし、機会費用は発生するかもしれない。家を売却し投資ファンドに投資して金利収入を得て、家賃を払いマンションに住む選択肢もある。もし後者の方が得であれば、実は本来稼げる金利を失う意味で機会費用として金利を払っていることになる。


都心の繁華街にはどういうわけか昔からの一軒家を見かけることがある。まわりは、どう見ても住宅街ではないのにである。ラッキーにも親から家を相続して家賃がタダなのでは「なく」て、高額の機会費用を払って住んでいると思いますよ。
凄く賢い家だと思います。
家が凄いから銀行からの融資はいくらでもできるし、借金が返せなくなりそうだったら売却してキャピタルゲインを狙う方法もあるからです。


差額原価収益分析には機会費用まで考慮する必要があるということです。
posted by toyojimu at 13:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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